2025.10.15 更新
バドミントン大会
「Kyoto Smash Cup 2025 – バドミントン大会」が10月13日に京都テルサにて開催された。
 案内見てビックリ!VYSA京都(在京都ベトナム青年学生会)だけでなく、関西のみならず関東からも含め12府県のVYSA結集。在大阪ベトナム総領事館が後援しているとは言え、この規模?財政力は?
 奇遇にも会場が自宅から近く(歩10分)なので出かけた。開会前30分前には、各地からの車同乗で入口は賑わっている。遠い所は沼津から。(未明に現地発だろう)ざっと200人の参加、そのエネルギーに圧倒された。

詳細な内容
会場にて
2025.10.01 更新
第210回 現代病
 この夏、「腑抜けNO会」の3人の女性会員から「膝が痛くなって外出しにくい」。
医者との検診で、どうもこの夏クーラーで特定の部位(膝)の冷やし過ぎ。湿布クスリと投薬、そして無理のない適度な運動をと言われ、「薬は処方箋が書いてあるからわかるが、『無理のない適度な運動』がわからない」と。ごもっともである。この責任の所在が曖昧な言い方がクリニック経営の妙味、患者を長く通院さすコツだと、その道の人に聞いたことがある。この酷暑の日々、「皆様のNHK」始め、TVメディアは初期、「今日は38~40度になりそうです」とアナウンサーがコメントし、街角の声を拾い「エエッ、そんなに」と気温の高さへの驚愕が、怖さより何か(スポーツ記録への)興味関心の様を映し出す。怖いのは乳母車引く若い母親、乳母車の位置は地表に近く、大人の体感気温より高いのは自明。でも若い母親は何故かインタビューに笑って応えている。TVは「こまめな水分補給と適切なクーラー使用」をこの3ヶ月毎日毎日ずっとそれだけをオウム返しに続けた、決してそれ以上深堀りせず。辛口に言えば報道する側の怠慢。水分補給とクーラー使用のメリット、デメリット、ましてやクーラー買えない貧困層など描かない。上述のクリニック同様、「皆様のNHK」も、結局は「自助努力ですよ~」と囁いているよう。

 さて、先日面白い映像を観た。30年前の1月16日の神戸の電車内光景だ。つまり阪神淡路大震災前日。車内は新聞や週刊誌読む人、雑談する人。窓外を眺め人…。
この人々が翌朝自宅の固定電話が繋がらず、我先に10円玉持って向かった先が、緑の公衆電話。この震災後携帯電話の普及、そしてスマホへと発展していった。そして今、神戸だけでなくどこの大都市通勤電車内でスマホ見ていない人を探すのに苦労する。今、緑の公衆電話がどこにある?テレフォンカードがどこで売っている?わずか30年の電車光景と我々の生活スタイルの劇的変化に驚く。
ここからでも、新聞・週刊誌・出版産業の末路が目に見えてくる。
 スマホの功罪は百花繚乱。今更私なんぞが語ることはないが、技術の進歩は無限大でも、人間の五体は大谷翔平じゃあるまいし、それに応じて進化するか?否だ。身近な眼科医,メガネ屋に聞いても、末恐ろしい。
スマホで興味関心事への満足は得られても、それは眼、首の筋肉、背骨に疲労が確実に溜まってくる。30年前の大人もしかりだが、30歳未満の若者は生まれ時からスマホが目の前に当然のようにあり、功罪も何も自宅で学校で職場でスマホから逃げられない運命にある。
先天性○○病とよく言うが、生まれた時から、眼、首、背骨の欠陥が潜在化している事だ。少なくとも大人になるまでは、目の前の両親、大人は30年前の阪神淡路大震災の負の遺産から発したこの一つの現代病を真正面から向き合う必要があると思う。

 酷暑で外に出られず足腰膝がやられ自力で歩けなくなり、スマホで眼がやられ、首背骨が曲がりは、決して今の大人でなく、子供世代の自画像だ。あと30年すれば答えは出てくる。
 まあ~その時、私はあの世から見てるだけだが…。
2025.10.01 更新
連載企画「我が故郷」(会報より)
◇京都市北白川

M.Sさん


 比叡山と如意ヶ岳の間を水源とする白川の流れる里で生まれ育ちました。近くの白川に架かる御殿橋を渡った所の空地(北白川宮御殿跡)が遊び場所で、この空地の裏山に細い道があり、どんどん南に歩いていくと、銀閣寺の庭園が見えてくると、寺の山門前に出る。この辺で遊んで、又もと来た道を戻り家に帰る。そんなこともしていた。
 白川の里は、平安時代から貴族の山荘が多く造営され、私の町内にも北白川宮さんの御殿があった。明治5年、天皇が東京に行かれると、宮さんも東京に移られ空地になった。明治7年小学校が出来ると、北白川小学校と名付けられた。
 小学校の同級の男子の家にクラス全員で時々遊びに行ったもので、広い広い応接間に鹿の剥製が飾られていてビックリ!又、エレベーターがあって、これにビックリ!庭ではドッチボールやソフトボールなどして遊び、スキー場もあった。男の子の祖父は島津源蔵(島津製作所社長)さんだったのです。島津邸は後、日本バプテスト病院になり、この病院で米国の女医先生にお世話になり、女の子を出産しました。中学への通学は近道をします。吉田山に入り、吉田神社を抜け京大の門の前に出ると学校はすぐです。学校帰りの途中、吉田山で有名スターの撮影に出会うと、見物して帰ったものです。高校に入った時、校門がまるで大寺院の山門の様に立派なのに大変驚いた記憶があります。と言うのは、九条家の河原御殿の門と和室が母校に移築されていたのです。明治5年九条家も東京に移り、九条家の河原御殿が空いたので、御殿に日本初の女学校が開設され、和室で生徒が講義を受けていた、その和室です。又、運動場の隅に「この辺、法成寺址」の石標があります。即ち、千年前栄華を極めた藤原道長が造営した法成寺の一部に我が鴨沂高校があるのです。母校のすぐ西隣が御所で、時代祭りや葵祭りの日は、お弁当は教室で食べず、御所の芝生で食べます。時代衣装をつけた多勢の人が出発を待っているのを近くで見るのです。行列は建礼門前を12時に出発、春の葵祭りの最終地点は上賀茂神社、秋の時代祭りの最終地点は平安神宮です。
 本当に懐かしい、近くて遠い故郷です。


京都御苑


◇兵庫県美方郡美方町(現香美町)小代

Y.Nさん


 京都から9号線で6時間(現在は高速利用して4時間)いくつ峠を越えるやらの山奥に生まれ、一つ山越しゃ鳥取県、夢千代日記で世に知られる湯村温泉にほど近い、緑深き、空青く、星降る山間の里、冬は2ḿの積雪、谷向こうの村の立ち上がる煙、牛の鳴き声にカエルの合唱。行きはよいよい帰りは坂道、畑の盗みキュウリで腹こしらえ、木の枝振り回しチャンバラごっこ、赤いほっぺに黄色のミミズ鼻、(念のために、私は違いますよ)野山を駆け回る。幼少期を振り返ると、恥ずかしいのだが誇れる故郷だ。

 まずは大阪へ~京都に来て丁度60年の歳月流れ、歳重ねると自然に故郷が恋しい、されど帰れず、但馬牛、黒和牛の発祥の地、そんな美方町小代ですよ。近年は残酷マラソンが盛んに行われて、この時ばかりは3000人のランナーが(他府県からも参加)曲がりくねった坂道、わずかな平坦な道、曲がりくねった上がり、下がりを駆け抜けます。
 幼少の頃は牛の鳴き声の目覚め、蛍飛び交い(現在は農薬で絶滅)カエルの鳴き声を子守歌、棚田に月揺れてゆりかごと、こんな田舎者も人生100年時代に、昭和、平成、令和を生きている。今はサルにイノシシ、鹿、時には熊の来訪に驚く美方郡香美町小代区佐坊が故郷です。



◇山梨県山梨市

Y.Wさん


 関西の方にはあまり馴染みのない山梨県、東に東京都、西に長野県、南に静岡県に接している海なし県です。私の出身地である山梨市(19才まで在住)は県内やや北部の中央に位置し、人口33,435人(令和2年国勢調査)の小さな市です。最寄り駅はJR山梨市駅。山梨県はよくフルーツ王国と呼ばれていますが、山梨市においても桃、葡萄等の栽培が盛んであり、京都のスーパーや八百屋さんにも山梨産の果物が店先に並んでいます。
 さて先日(7月6日)母親の三回忌を催すため、1泊2日で山梨市に帰省しました。とは言え、既に山梨市には何の所縁もなく、両親は隣接市の甲州市の寺に眠っており、そこで法事を行います。行程はJR京都駅→名古屋駅→塩尻駅(長野県)→甲府駅(甲府市は山梨県の県庁所在地)で途中下車。甲府駅南口には武田信玄の像が観光客らを迎えています。武田信玄は地元の方に「信玄公」と尊敬され、県出身の偉人№1であると多くの県民が確信しています。信玄公は、かつて強力な騎馬隊を備えながら、領地内に「信玄堤」という治水事業に取り組み、領民の安心、安全の確保に努めたことがその所以だと考えます。職場のお土産として、山梨県で最もポピュラーな土産と私が考える信玄餅を購入。小分けされた入れ物に小ぶりの餅3個が黄粉に混ざって入っています。それに同封の黒蜜をかけていただきます。懐かしい味がします。
 法事を行う寺の最寄り駅はJR勝沼ぶどう郷駅、その名のとおり県内でも一番の葡萄の産地です。私はこの駅から南側を望む盆地の風景が好きです。奥の建物は勝沼ぶどうの丘であり、ここの温泉、天空(てんくう)の湯からは甲府盆地が一望できます。
信玄公像信玄餅勝沼ぶどう郷駅からの眺め

 最近、山梨市が脚光を浴びているそうです。それは県名と同じ名前ながら県庁所在地ではない(全国には他に栃木市と沖縄市があります。)ということを自虐に取って、観光PRをしています。アカウント名は「山梨市は県庁所在地じゃない。」です。「山梨市、行きたくなります!」「いいぞ山梨市!」など好意的なコメントが多く寄せられているそうです。私も遠い京都から応援していきたいと思います。
皆さんも一度山梨に来うし
(山梨県の方言 甲州弁で「来てね」の意味。)
2025.10.01 11:24 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 腑抜けNo会
「ムービー軌跡」
千代野基金

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