2023.12.21 更新
第168回 名簿
 政権党の力の根源の大きな一つはカネ。一度野党になったが連立含め戦後約80年一貫してこの国の政権党だった自民党。その資金作りのパーティ券、キックバック手法のパンドラの箱が開いたとも言われ、絶対的なタブーの裏金作りが白日ののもとにさらされようとしている。このカラクリは墓場まで持っていけとか、アンタッチャブルで、触れると死人が出るとも言われ続けてきたものだ。
 それが、検察庁が全国から優秀な検事を総動員して、ここにメスを入れようとしている。
時間は年末中旬の国会閉会から、新年中旬の通常国会開会までの1ヶ月間。目を離せない年末年始となる。おののく議員たちも、通常の年末年始挨拶どころでなく、それらの証拠隠ぺいに地元支援者とやっきになって動いている。違法で公民権停止になれば議員でなくなり、これが複数議員、派閥や党幹部、ましてや閣僚にまで及ぶと政権崩壊になるからだ。

 さてそれらの実務の入り口は名簿。師走に入ったつい先日、30年ぶり位か、高校同窓会名簿の発行のお知らせが来た。その会長挨拶はこうだ。
「…名簿発行には慎重な意見も聞かれますが、同窓会活動を広く皆様にお知らせし、発展させていくためには定期的なデータ整備と名簿発行は必要不可欠なものです。…整備されたデータは母校、同窓会の最大の財産です」。発行は来年秋、何故か作成業者は地元の唐津でなく、関西・姫路の業者。文中には「正しい内容で管理する」とあるが、創立120年からの総勢約30,000人、73歳になった私の同期は、名簿の前半1/3位。つまりそれ以前の年配者は大半物故者であり、「正しい内容」は期待できないだろう。大体記憶にあるのは、同期か、同時期に3年間一緒に在校した先輩後輩で、400ページの刊行物のわずか10ぺージ部分が、実質同窓生部分なのだ。
 そして、その活用はどうか?先述の政治との絡みでも、政権党から国会議員出馬と言うことで、過去2回ばかり宣伝物が来た記憶があるし、関西の企業家からは、自社製品の販売促進ツールが送られてくる、どちらも自己都合の便りで、同窓会や母校と良くしようとかの類で全くない。普通に言えば名簿利用の自己目的化である。
巷の各種詐欺は、もっと精密で家族構成、職歴などもしだいに明らかにされ、その精度で名簿価値、つまり名簿価格が決まるという。
 さてさて、九州の片田舎の高校同窓会名簿の予定頒価は5,000円だが、その運用次第でいくらの価値になるのだろう?
2023.12.21 更新
「老後を一人で生きる術」特集の、ある週刊誌より
「独りになったから大切にしたい三つの友人タイプ」
  1. 情緒的ソーシャルサポート
    ほっと出来たり、癒される人。遠距離でも学生時代の友人でも良い。電話やSNSなどで気楽なやり取りできる人

  2. 手段的ソーシャルサポート
    実務的手助けしてくれる人。例えば体力的に買い物に行けない代行してくれる人。身近で地理に詳しい地元の人が最適。

  3. 情報的ソーシャルサポート
    いついつ、近くの公民館で、誰々の講演会あるから一緒に行かないなど、自分の生活や娯楽にとって必要な情報を提供してくれる人。

 以上、独り身は孤独であっても、社会的に孤立しないための処世術。
2023.12.21 09:25 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 腑抜けNo会
2023.12.21 更新
シンチャオ京都版

 このリーフ「シンチャオ京都版」の、全14ページ日越語併記は日本ベトナム友好協会全国的にも初の試みです。(「シンチャオ」とは、「こんにちは」の意味)
 日々の暮らしで目にするベトナム人。(留学生、技能実習生、労働者)それは、コンビニであったり、ファストフード店であったり、その人々にベトナム語話せなくても、即渡してもらえば友人になり交流が芽生えます。
2023.12.01 更新
第167回 未来の形
 藤井聡太七冠が史上初の八冠となった。
駒の動かし方くらいしかわからぬ私なぞ、どれ程凄いのかピンとこない。
 大谷翔平の場合、TV映像や新聞解説でその投げる打つの凄さが他の選手と比較できすぐわかる。しかし、藤井八冠の場合メディアがただ「史上初」との結果のみ伝え、「凄い」の大合唱を作り、あげくには勝負メシなど将棋とあまり関係ないことで盛り上がっている。
野球解説はあるが盤面解説は皆無である。つまり藤井の凄さが十分に正確に伝わっていない。周りが凄いと騒ぐから凄いんだろうとの感覚の人が多いのではないか。
長時間も熟考した挙句の一手。もちろんその熟考時間にメディアは付き合う必要はないが、
その一手一手は、そのくらいの内面の戦いから編み出されたくらいの基盤の解説は欲しい。

 話は戻って、その動きが映像で素人にもわかる大谷は、その内面の発想でも先行した。
この国の約2万の全小学校に「大谷グローブ贈呈」。憎いのは、各校三個の一個は左利き用。そして普通学校以外にも特別支援学校にも。グローブ2個あれば野球の基本のキャッチボールが出来る。考えたのは大谷本人か?誰の発想か?いずれにしても凄い大谷の周りには必然的に凄い人々いると脱帽する。それでも案の定「2個でどうする?野球は9人でやるもの」とネットで下品なコメントを発信する大人がいる。大谷と同じくらいの年俸を得ている日本の大金持ちが、金に任せて寄付したのでなく世界一のプレーヤーの大谷が「野球しようぜ!」と「野球」をプレゼントしたのである。単なる野球用具のプレゼントではない。茶化すのはやめた方が良い。自らの浅薄さを露呈するだけ。
 戦後の我が国のプロ野球の牽引者が王、長嶋としても、この国の野球の未来を具体的に示した点では凄すぎる快挙!
ある新聞川柳欄「金持ちに黙って示す使い道」と。(もちろん心は、29歳の大谷)
とにかく春・WBCでの決勝戦の最後の一球で三振を取り、帽子とグローブを投げ捨て喜びを爆発させたあの初めてのスタイルにもビックリしたが、秋・グローブ贈呈で締めるこのスタイルは空前絶後!つまり、王・長嶋そしてイチローにもなかった新しい形を見せてくれた。
くどいが、彼の野球に対する思いの彼らしい形、未来の形とでも言おうか。それは世界で
前人未到の二刀流を駆使する彼の、彼しか出来ぬ心身からの表現なのか。

 大谷は言う「そのグローブでの野球少年と一緒に野球したい」と。これも遠い願望でなく非常に現実的近未来だろう。だって小学校高学年はあと10年すればプロ野球で活躍する年齢になり、その中から大リーグ挑戦者も出よう。そこにまだ現役か引退直後かの大谷が迎えてくれる訳である。
 あと10年後の報道が楽しみだ。あと10年で近未来の形が見れるのだ。
我々高齢者は、「長生きしようぜ!」。
2023.12.01 更新
ニュース28号 裏面
早くも新年会のご案内です。
何故、宇治で?おわかりですか?
来年(2024年NHK大河ドラマ「光る君へ」)は、源氏物語が舞台です。
ニュース28号裏面より
2023.12.01 10:42 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 腑抜けNo会
「ムービー軌跡」
千代野基金

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