2024.02.01 更新
170回 能登半島
 恒例の富田ファミリーの総勢11人の元旦新年会が解散して、ほっこりしての午後4時10分…。TVつけると被災地が石川県能登地方で、その一つが穴水町と聞き、「ああ~相撲の遠藤の里だな~」の次に頭に浮かんだのが、「ベトナム人どうなってるのかなあ~」だった。

 数年前「海辺の彼女たち」と言う、北陸の漁港で働くベトナム女性たちを追ったセミドキュメンタリー映画で、奴隷のような辛い日々でも相談できる日本人が近くにいない。
まず言葉がわからないから、役所や病院でも差別的な対応受ける。挙句にはブローカーから在留カード取られるなど、映画館出る時暗澹たる気分になったものだ。
2年前の最新調査で、石川県の外国人労働者は11,450人、内最多はベトナム人の4,321人(38%)次に、中国、フィリピン、インドネシアと続く。
 
 ここまで記すとおわかりだろう。4日の仕事始めを待って、石川県、県内の新聞・TV局、国際交流団体などへ、TELは取れないだろうと、メールFAXの類を発信したのと、所属する日本ベトナム友好協会本部(略称 日べト)へもメールした。2日してまず返信あったのが「みなさまのNHK」。石川局から「貴重なご意見ありがとうございます」そして、その2日後、石川局経由のNHK総合(全国放送)で、穴水町の卵工場で働くベトナム男性労働者の様子が放映されたと後から聞いた。彼のコメントは、「近所の日本人の案内で避難所にいる。差別もされず親切にしてもらっている。しかし工場がつぶれ、解雇されるかも…」。
以降、このNHKや民放、新聞各紙、ネットで外国人被災情報を気を付けているが、中々見つけられない。漁業、農業、観光、サービス業などで、日本人被災取材と報道は多く露出している。この石川県だけでなく、日本経済の最末端の労働現場を外国人が担っているのに…。

 自然災害は人や国籍を選ばない。金持ちでも貧乏人でも同じ天災を受ける。しかしその後の復興、救援の手が差し伸べられるのには、違いが出てくる。日本に出稼ぎに来ている外国人は忘れられている人々なのだ。29年前の阪神淡路震災時もそうだった。気づいたのは神戸の小さいFM局だった。他民族、他国籍の人口が多い街でもそうだったのだ。とにかくまず、多言語情報発信だ。それをメディア、関連機関が発信するのだ。小欄特設ページも開設している私が動かない訳にはいかない。29年前の体験からの教訓を伝えなければならない。それは、「男性介護20年」を伝えているのと同じだ。初体験事例の教訓は、必ず今後生きてくるとの思いで、記録・伝承を大切にする事だ。
 かくして、日べトの救援チ―ムの一員にもなった。★今号の「特設ページ」ご覧ください。
今後、不定期にこのテーマを小欄で報告する事になるだろう。
2024.02.01 更新
NHK大河「光る君へ」の先取り企画。(宇治探訪の29号ニュースから)


余談ですが、この「源氏ミュージアム」の料金窓口は親切。
障害者手帳、その付き添い者、高齢者証明物、宇治市民の証明物など、あらゆる割引を、向こうから聞いてくる。個人なら良いが、団体でも一人ひとりに聞いてくる。なので、受付が渋滞すること渋滞すること…。
2024.02.01 16:13 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 腑抜けNo会
2024.02.01 更新
能登半島支援の手引き

 日本ベトナム友好協会が、石川県最多の外国人であるベトナム人向けに急ぎ作成した「能登半島支援の手引き」です。
 読者の皆さん、是夫ご覧ください。そして皆さんの現地のご家族、親戚、友人、知人の消息を尋ねられる時、「近くにベトナム人いないか?」と一言付け加えて聞いていただければ幸いです。
「ムービー軌跡」
千代野基金

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