2025.02.17 更新
第195回 起床時150
何のことか?起きた時の血圧が高いと医師から指摘されてまもなく1年。
遡るとこうだ。無職なので国民健康保険。つまり在職時の様に年1回の定期健診がなく、2年前の年末、国保の特定疾患予防健診で高血圧の指摘を受けた。更に2回目の同健診が昨春。ここでは保健師さんからの説得力のある指摘もあった。日頃体を動かしているし、食事、睡眠と問題ないのでと自分では大丈夫と思っていた。
特にこの1~2年通っていたプールの閉鎖、改装が続き、昨秋に料金が手ごろなプールも見つかり、ここで週2~3回泳いだ後の計測は110~100位と好調な数値だったのに…。
血圧計を買った。平時は130位だが、タイトルの様に起床時が高い。先の保健師は通院を勧めたので、昨夏から月1回の検診に通い始めた。そこでの医師も熱心。心電図、血液検査と細かにチェック。通院時血圧検査だけではおぼつかないので、私自身も朝昼晩、スポーツ前後も記録を付け、通院の度に医師に私製の血圧一覧見せていた。
それで、昨秋出た結論は、「起床時(のみ)が高い」。何故か?その答えは睡眠に問題あり。睡眠時無呼吸症候群の疑い濃厚と相成った。無呼吸状態の睡眠で心臓に負担かかり、朝起きた時高血圧となる。睡眠時無呼吸症候群は、友人知人から過去数件その体験を聞いていたが、全く他人事だった。医師が続けて、「イビキは高いですか?」、「否、独り身なのでわかりません」が決め手で、昨年末病院が提供する機器を一晩装置した。眠りにくい事はなかった。その結果「寝ている時どうも呼吸が何回か飛んでいます」、「えっ」である。
そしてついに年明け一晩入院で本格的検査。夕食済ませて、検査だけで朝起床したら帰って良いとの事。指定の夜7時にその病院へ。よく心電図検診で何本かのチューブが下肢や胸に付けられるが、その比ではない。もっと細長い中チューブが体のあちこちにざっと20~30本、鼻には呼吸器。胸のあたりのチューブはベッドの留脇に繋がれ、動くに動けない。簡易トイレと水が手が届く所に置かれ、装填完了の9時頃この個室は消灯。我が身は拷問部屋状態。朝、目が覚めナースコールして、看護師が装備外したら帰ってよい。その朝一番は5時と言われた。体は動かず、個室が妙に暑苦しい。無呼吸の検査なので眠る必要があるのだが、寝れる訳がない。それでも2時間ばかりは眠ったろうか。朝5時を待った。病院近くのまだ暗い市バスの始発で帰宅。腹立たしいのは、この一晩拷問体験費用は国保2割負担で26,000円なり。素泊まりホテルでも、こんな額には…
そして1ケ月後の検診で担当医「重症です。一晩50回以上呼吸が飛んでます。30回までなら中症ですが」
悲劇は続く。ついに、病院指定の機器を付けて我が家で毎晩計測。この機器とは、ジェット機の操縦士などがつけているようなもので、鼻へビュービュー空気が入って来て、無呼吸対策だとか。少しでも鼻からずれると、口や首が強風で寒くすぐ目が覚める。どうにもこうにもまともに寝付けない。無呼吸検査機器で寝付けなければ本末転倒とも思えるが…。この使用料1日100円で1ヶ月3,000円。
かくしてその後の検診で担当医「何日か機器が外れている日がありますね~」。(言われなくてもわかっている)寒い夜中、外れかけの機器を直すのも嫌になる。
敢えて言うが、就寝時無呼吸であの世逝きはなく、起床時の高血圧の原因判明だけだ。
なので、昼間のストレッチ、ウオーク、ラン、スイムをより心がけている。
そう再認識させてくれただけでも良しとするか、あの26,000円と3,000円の支払いが恨めしいが。
遡るとこうだ。無職なので国民健康保険。つまり在職時の様に年1回の定期健診がなく、2年前の年末、国保の特定疾患予防健診で高血圧の指摘を受けた。更に2回目の同健診が昨春。ここでは保健師さんからの説得力のある指摘もあった。日頃体を動かしているし、食事、睡眠と問題ないのでと自分では大丈夫と思っていた。
特にこの1~2年通っていたプールの閉鎖、改装が続き、昨秋に料金が手ごろなプールも見つかり、ここで週2~3回泳いだ後の計測は110~100位と好調な数値だったのに…。
血圧計を買った。平時は130位だが、タイトルの様に起床時が高い。先の保健師は通院を勧めたので、昨夏から月1回の検診に通い始めた。そこでの医師も熱心。心電図、血液検査と細かにチェック。通院時血圧検査だけではおぼつかないので、私自身も朝昼晩、スポーツ前後も記録を付け、通院の度に医師に私製の血圧一覧見せていた。
それで、昨秋出た結論は、「起床時(のみ)が高い」。何故か?その答えは睡眠に問題あり。睡眠時無呼吸症候群の疑い濃厚と相成った。無呼吸状態の睡眠で心臓に負担かかり、朝起きた時高血圧となる。睡眠時無呼吸症候群は、友人知人から過去数件その体験を聞いていたが、全く他人事だった。医師が続けて、「イビキは高いですか?」、「否、独り身なのでわかりません」が決め手で、昨年末病院が提供する機器を一晩装置した。眠りにくい事はなかった。その結果「寝ている時どうも呼吸が何回か飛んでいます」、「えっ」である。
そしてついに年明け一晩入院で本格的検査。夕食済ませて、検査だけで朝起床したら帰って良いとの事。指定の夜7時にその病院へ。よく心電図検診で何本かのチューブが下肢や胸に付けられるが、その比ではない。もっと細長い中チューブが体のあちこちにざっと20~30本、鼻には呼吸器。胸のあたりのチューブはベッドの留脇に繋がれ、動くに動けない。簡易トイレと水が手が届く所に置かれ、装填完了の9時頃この個室は消灯。我が身は拷問部屋状態。朝、目が覚めナースコールして、看護師が装備外したら帰ってよい。その朝一番は5時と言われた。体は動かず、個室が妙に暑苦しい。無呼吸の検査なので眠る必要があるのだが、寝れる訳がない。それでも2時間ばかりは眠ったろうか。朝5時を待った。病院近くのまだ暗い市バスの始発で帰宅。腹立たしいのは、この一晩拷問体験費用は国保2割負担で26,000円なり。素泊まりホテルでも、こんな額には…
そして1ケ月後の検診で担当医「重症です。一晩50回以上呼吸が飛んでます。30回までなら中症ですが」
悲劇は続く。ついに、病院指定の機器を付けて我が家で毎晩計測。この機器とは、ジェット機の操縦士などがつけているようなもので、鼻へビュービュー空気が入って来て、無呼吸対策だとか。少しでも鼻からずれると、口や首が強風で寒くすぐ目が覚める。どうにもこうにもまともに寝付けない。無呼吸検査機器で寝付けなければ本末転倒とも思えるが…。この使用料1日100円で1ヶ月3,000円。
かくしてその後の検診で担当医「何日か機器が外れている日がありますね~」。(言われなくてもわかっている)寒い夜中、外れかけの機器を直すのも嫌になる。
敢えて言うが、就寝時無呼吸であの世逝きはなく、起床時の高血圧の原因判明だけだ。
なので、昼間のストレッチ、ウオーク、ラン、スイムをより心がけている。
そう再認識させてくれただけでも良しとするか、あの26,000円と3,000円の支払いが恨めしいが。

