2025.12.01 更新
第214回 コブ
 「目の上のたんコブ」とか「コブ付き」とかの言葉は、不要で目障り、もっと言えばない方が良い物の例えで使われる。

 そのコブが出来て10数年、数年という曖昧な記憶は、東日本大震災時、緑内症の手術入院時は感じでなかったので、それ以降を指す。孫たちが保育園児の頃、プールの後の風呂場で「じいちゃん、コブあるやん」と、珍しそうに小さな手で触っていた記憶があるので、やはり10年少し前からだろう。部位は、腰の真後ろで背骨の接点で、言い換えればズボンのベルト位置。ベルトの擦りで大きくなった感もある。小さいイボ状態から、れっきとしたコブに膨らんだ。娘も「悪性腫瘍かもしれへんし一度病院行きや」で数年前近くの開業医へ。そこでの紹介状で東福寺近くの大病院へ。その診察は「痛くで我慢できないなら切除しますが」と言う事で、その時点では、急を用する状態でないと診断だった。
 そして今何故気になりだしたかというと、就寝時あおむけではこすれて痛い。このままの姿勢ではコブがつぶれて中の膿が出てくるのではないかの不安が大。イスも座り方次第では痛い。加えてほぼ1年になるプール通いで、大鏡で見るとかなり大きいというか、突起物状態で更衣室でどうも変な眼で見られているようだ。

 そんな理由で、数年前の大病院へ再診へ出向く。数年前と思っていたら同医師で2年前だった。「大きさは変わりないです。それでもこの大きさなら全身麻酔となりますので、それに体が耐えうるか様々な検査が必要です。手術なら1週間から10日間入院です」。「エッ」と思った。再診前にネットとかで見ると、手術含め切除で即日帰宅とか、入院も2~3日との報を見ていたからだ。どうも脊髄を触れるので全身麻酔の様だ。
 何度も検査通院は嫌なので、その日時間的に可能な検査を受けた。とにかく全身麻酔が可能かどうかの全身検査だ。採尿、採血、心電図、X線と続き、驚いたのは肺活量検査もあった。検査が続きそのたいそうな事でこの日の支払いが気になる。結果、74歳2割負担で約6,000円。その1週間後MRI検査。MRI自身は何ていうことないが、その15分位の仰向けになるのが痛い。そこが患部だから。検査技師も「大きいですね。でも少しでも体ずらしたり動いたらダメです。」なので足のふくらはぎに枕みたいの敷いて、少しでも腰浮かし、患部が痛くないよう姿勢は取った。しかしいざ始まると擦れて痛い。「ここは病院だ。万が一患部がつぶれても、一番安全な場所にいる」と納得しつつ終了。この検査だけで会計は4,000円超。検査も痛かったがこちらも痛い。さて最後はこの1週間後の麻酔、現投薬チェック、家族への説明と続く。。

 …たかが腰の一部のコブが、体全体、脊髄と全身麻酔と言う問題になってきた。
でもこれさえ切除すれば、外見は問題なし、酒はそれなり飲んでいるのに内臓も異常なし、通院は3ヶ月の1回の眼と歯と月1回の血圧中心の定期健診と、75歳成りたて。「背筋がピンとして、いつも若々しい」(近所の女性)との煽てで気を良くしている、「東寺南門前の下駄オヤジ」。もう少し元気で生きられようか…?ちょっと怖い手術は1月中旬予定。
2025.12.01 更新
新刊「喪の旅」
新刊「喪の旅」
2025.12.01 11:14 | pmlink.png 固定リンク | folder.png 腑抜けNo会
2025.12.01 更新
11/29 日べト京都支部総会での交流会
 この交流会は在京都ベトナム青年学生、労働者、世帯主など12人が参加し、日頃の様子(学校、職場、暮らし全般の様子、困りごとなど)を語ってもらいました。
 民間製造業。医療介護現場の女性たちは、「仕事は厳しいが、日本人は優しい。一番の悩みは日本語。『よいだろう』の語尾が上がると下がるで意味真逆。良いのか悪いのかわからない。加えて関西弁の「アカン」がさっぱりわからなかったなどなど。ウーン、なるほどです。
 写真をご覧ください。半数がベトナムの若者たちです。
日べト京都支部総会での交流会
「ムービー軌跡」
千代野基金

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