2024.08.13 更新
第183回 パリ五輪
本題の前に、名古屋場所照ノ富士優勝パレードには参った。普通、優勝力士と旗手力士の二人のパレード車なのに、その真ん中に割って入る「裏金親分の一人」、普通はまだ謹慎の身と思えるが、この方の感覚には恐れ入る。
後日の朝日新聞川柳欄「萩生田氏マンションよりも富士の邪魔」、これには座布団三枚。
「マンション」を入れての世相反映が絶妙。
これで終わりかと思いきや、公設秘書給与詐取疑惑の女性国会議員さん、ちょうど1年前パリ・エッフェル塔観光旅行写真、その後は不倫事件で家族と世の中に謝罪の経歴の持主。聞けば、不倫先のホテルから国会に直行だったと…。
さて、パリ五輪。
第一は、いつも言われる貧富の不公平。
シューズが買えない、競技道具が買えない、練習施設がない、コーチがいない。
春の選抜高校野球ですら、「雪国は冬、練習がままならぬ」と友情と連帯の声が未成年の球児からでも挙がるのに…。「悔しかったら国力つけろ」と言う大人の論理が平然と通る。
今回、ましてやウクライナなど練習どころない戦火の中からの参加も多いと言うのに…。
第二は、「ガンバレ日本、チャチャチャ」。
国際大会、昨春のWBCや、ラグビー・サッカーのワールドカップの選手の国籍条項が不明瞭。少し調べても、競技ごとに帰化、親権部分が違う。選手が全て日本人なのか?外国人がいても日本チームなのか?ガンバレチャチャグッズの人たちより、それを伝えるメディアは、「ガンバレ日本」の意味を解説して欲しい。
と、ここまでひねくれ者の遠吠えみたいだが、下記は何とかしないと文字通り命取り。
何故、五輪は真夏なのか?定説は、最大のスポンサーのアメリカのTV局都合と言われて久しい。エアコン効いた部屋で、ビールでも飲みながらスポーツを楽しむアメリカ人々のために、映像の向こうに、厳しい練習を積み重ねてきた選手がいる。大昔の黒人同士の決闘に、金を賭けた白人の人種的傲慢さが思い出される。加えて今回の舞台は、花の都パリ。開会式の船上パレードは許せるとしても、トライアスロンを、レース前日も水質検査をせざる得ないセーヌ川でやるか?!案の定、競技直後嘔吐し入院選手がいたという。こうなってくると拷問である。
震災関連死と言う言葉があるが五輪関連死と言う言葉も近々出てこよう。
事実我が国には根拠がある。
1964年東京五輪男子マラソン、ゴール直前の満員の国立競技場、天皇陛下の前で抜かれた自衛隊員選手・円谷幸吉。「父上様、母上様、幸吉はもう走れません」と遺書を残し、次のメキシコ五輪前に自刃した。
今は、姿形が見えぬSNSの嵐「国税使ってメダルも取れんのか!」。選手は帰国の空港で怯え、消えていく。
選手たちは、一体誰と戦わされているのだろう…。
後日の朝日新聞川柳欄「萩生田氏マンションよりも富士の邪魔」、これには座布団三枚。
「マンション」を入れての世相反映が絶妙。
これで終わりかと思いきや、公設秘書給与詐取疑惑の女性国会議員さん、ちょうど1年前パリ・エッフェル塔観光旅行写真、その後は不倫事件で家族と世の中に謝罪の経歴の持主。聞けば、不倫先のホテルから国会に直行だったと…。
さて、パリ五輪。
第一は、いつも言われる貧富の不公平。
シューズが買えない、競技道具が買えない、練習施設がない、コーチがいない。
春の選抜高校野球ですら、「雪国は冬、練習がままならぬ」と友情と連帯の声が未成年の球児からでも挙がるのに…。「悔しかったら国力つけろ」と言う大人の論理が平然と通る。
今回、ましてやウクライナなど練習どころない戦火の中からの参加も多いと言うのに…。
第二は、「ガンバレ日本、チャチャチャ」。
国際大会、昨春のWBCや、ラグビー・サッカーのワールドカップの選手の国籍条項が不明瞭。少し調べても、競技ごとに帰化、親権部分が違う。選手が全て日本人なのか?外国人がいても日本チームなのか?ガンバレチャチャグッズの人たちより、それを伝えるメディアは、「ガンバレ日本」の意味を解説して欲しい。
と、ここまでひねくれ者の遠吠えみたいだが、下記は何とかしないと文字通り命取り。
何故、五輪は真夏なのか?定説は、最大のスポンサーのアメリカのTV局都合と言われて久しい。エアコン効いた部屋で、ビールでも飲みながらスポーツを楽しむアメリカ人々のために、映像の向こうに、厳しい練習を積み重ねてきた選手がいる。大昔の黒人同士の決闘に、金を賭けた白人の人種的傲慢さが思い出される。加えて今回の舞台は、花の都パリ。開会式の船上パレードは許せるとしても、トライアスロンを、レース前日も水質検査をせざる得ないセーヌ川でやるか?!案の定、競技直後嘔吐し入院選手がいたという。こうなってくると拷問である。
震災関連死と言う言葉があるが五輪関連死と言う言葉も近々出てこよう。
事実我が国には根拠がある。
1964年東京五輪男子マラソン、ゴール直前の満員の国立競技場、天皇陛下の前で抜かれた自衛隊員選手・円谷幸吉。「父上様、母上様、幸吉はもう走れません」と遺書を残し、次のメキシコ五輪前に自刃した。
今は、姿形が見えぬSNSの嵐「国税使ってメダルも取れんのか!」。選手は帰国の空港で怯え、消えていく。
選手たちは、一体誰と戦わされているのだろう…。

