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特別企画連載
自然・人間ふれあいの旅  日本一周自転車ツアー完走記 (7)

武田万徳(久御山町在住) 
観光地 北海道の宿情報
 ゴールデンウイークが終わりましたが、連休中旅行に行かれた方も多かったのではないでしょうか。1泊2日や2泊3日の旅行なら、旅館、ホテル、国民宿舎などに泊まる方が多いでしょう。しかし、北海道は広く、雄大な自然と観光地がいっぱいあって、2・3日では回りきれません。最低でも5日以上あるいは1週間位かけてゆっくり回りたいもの。そこで気になるのが旅行の費用です。長期の旅行になれば宿泊費がかさみます。1泊1万円以上するようなホテルや旅館にはそうそう泊まれません。
 そこでお薦めが低料金で利用できるユースホステルです。ユースは全国どこにでもあり、2500円(19歳以上の成人)払って会員になれば、1年間有効の会員証と、全国のユースの地図と連絡先・料金など一覧がのっているホステリングガイドがもらえます。男女別相部屋が原則で、料金は1泊2食で5000円以内です。昔と違ってたいがいのユースは、酒もたばこもOKなのは前に書いたとおりです。知らない人との同室はかなんとか、家族やグループで一緒に泊まりたいという人には、ユースゲストハウスがあり、料金は少し高めになりますが、普通のユースよりは設備もよくお薦めです。私も函館で泊まりましたが、私の場合、旅の情報がいろいろ聞けるということで普通のユースの方がいいかなと思う。ユースは全国どこでもありますが、北海道ならではの低料金(無料?)の宿があるんです。(旅行というより旅人用ですが)

格安のライダーハウス
 北海道では多くの旅人と会った。車で回っている人はツーリングドライバー、オートバイの旅人はライダー、それでは自転車旅行の人はなんていうのだろう。答えはチャリダ―である。夏場は日本一周のチャリダ―は、結構多いらしいが、寒さに向かうこの時期(10月)にはほとんどチャリダ―はほとんど見なかった。一方でライダーはあちこちで見かける。ほとんどが400CC以上の大型バイクで荷物を山盛り積んでいるので一目で旅人とわかる。みんなマナーが良く手を上げたりクラクションを鳴らしたり声をかけたりしてくれ、気持ちよく通っていく。女性のライダーも多い。北海道しかない(本州ではみなかった)宿でライダーハウスというのが全道で80件ほどある。ライダーの為に地元の人たちの好意で運営されている格安の宿で男女別相部屋で寝袋持参、オーナーが食堂やラーメン店経営の場合そこで食事するというのが条件である。料金は一泊大体1000円位で無料というところもある。ライダーだけでなくチャリダ―も利用できると聞いたので、私も泊まるつもりで3件訪ねたが夏場だけ営業という所が多く、2件は9月いっぱいで閉めていて、1件は探しまわったが暗くてわからなかった。

ひとり旅でも楽しいとほ宿

 それと北海道で多い宿で本州にはあまりない「とほ宿」というのがある。ひとり又は少人数で旅する人の宿で、オーナーは元旅人という人が多くそれぞれポリシーを持っていて、食事のおいしい所、酒がただで飲める所、シンガーソングライターでライブが楽しめる所など特色ある宿が多い。大体がユースより、和気あいあいと交流できて、料金も1泊2食で4000〜5000円と安い。とほ宿の情報は村田さんからいろいろ教えてもらう。
 テレ朝の村田さんに聞いて小樽に泊まったとほ宿「ぽんぽ船」は最高に良かった。9時すぎに談話室に集まると、お酒・つまみが置いてある。「会費は?」と聞くがただ。呑み助の私はここぞとばかりに飲みだす。船長(オーナーのこと)の司会で自己紹介から始まる。いろんな情報を交換したあと船長がギターで自作の歌を披露。とても上手でおもしろい歌だ。私も飲んだ勢いで2〜3曲弾いて歌う。旅に出て始めてギターを弾き、またお金がなく毎日安い発泡酒2本で我慢していたが、この日は焼酎をたらふく飲む。飲みすぎて最後はどうして部屋へ帰ったか覚えていないが12時まで盛り上がっていたらしい。

無料で泊まれるバスハウス
 さて娘に北海道の野宿を禁じられていた私がとまったただの宿?はバスハウスである。北海道は寒く雪が多いので。バスの停留所にはほとんどプレハブのハウスがある。窓を締め切ると雨・風はしのげる。夜8時をすぎるとバスも来ないし人も来ない。コンビニを捜し、食料、水、トイレを確保すると、近くのバスハウスで10時過ぎに寝袋を広げて寝る。朝は5時過ぎに起き6時には撤収する。人にであったことは1度もない。

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