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特別企画連載
自然・人間ふれあいの旅  日本一周自転車ツアー完走記 (2)

武田万徳(久御山町在住) 

ふれあいの旅いよいよスタート


       最初にみた福井の海

 9月19日(水)天気は晴れ。朝7時に洛南タイムスの取材をうけたあと7時45分にいざ出発!とおもいきや、ゴミだしを忘れていったん戻って再スタート。

御蔵山でいきなり事故

大久保バイパスを北上し、京滋バイパスの側道を東進、府道東宇治線に出て北上する。自転車旅行の経験はあまりなくて、2日前に届いたばかりの新車の後部荷台に、大きなリュックサックをくくりつけ、両サイドに寝袋と銀マットというなんとも後ろに重心のかかり過ぎた不安定な、バランスの悪い格好です。低速だとフラフラ、スピードを上げるとグラグラと危なっかしい。案の定、御蔵山で、自転車で対向してきたおばさんをよけきれずにぶつかり転倒する。右腕と右膝を切り出血し、右腕にはいまだに傷跡が残る。おばさんはどうもないようで、すぐに起き上がり、行ってしまう。自転車はハンドルが少し曲がった位で十分に動くので、崩れた荷物を積み直し、走り出す。

滋賀県庁でスタンプをもらう

 国道一号線に出て逢坂山を上りきる頃にはだいぶ慣れて、バランスもとれてくる。大津市への下り坂はほとんどブレーキをかけずに気持ちよく下っていく。共産党滋賀県委員会で本日の赤旗を買ったあと、9時35分に滋賀県庁に到着。観光課に行き、琵琶湖などの観光資料をもらい、最初の訪問県の証明として「滋賀県」のスタンプを押してもらう。滋賀県はいつでも来られるので先を急ぐ。

 栗東から8号線を進み、湖東を気持ちよく走る。荷物は重いが平坦な国道なので平均時速20km位で走る。彦根を過ぎ、米原から21号線に入り岐阜をめざす。21号線は適度なアップダウンがあるが、変速機のおかげで楽に走れる。

 同室者は日本一周のライダー

 大垣通過が午後5時過ぎ。岐阜市内に入るころにはもう真っ暗。今日は寝不足(2時間しか寝ていない)なので、途中電話予約した岐阜ユースホステルに向かう。岐阜ユースは、金華山の山の上。暗くて道に迷うが、人に聞きながらドライブウエイを上っていく。かなり急な坂道でローギアでも立ちこぎしないと進まない。汗だくになってやっとユースに到着。8時30分だった。ユースの宿泊客は3人。料金は素泊りで1,650円と安いのにこのゆったりさは何だと思いながら部屋へ。洋室8人部屋はたった2人。しかし驚いたことに、同室のライダーは80日かけて日本一周してきた人で、明日は滋賀県に帰るそうだ。日本一周の夢とロマンを持っている人といきなり出合ったことで、初日だというのに何だか安心する。

 今のユースは酒も煙草もOK

 もう一つ驚いたことは、ユースでミーティングがないことと、ビールを売っていたこと。若い頃に泊まったユースはどこも夕食のあとミーティングがあったし、禁酒、禁煙があたりまえだった。これも時代の流れか。でも飲み助の私にとって、風呂上りにビールが飲めるのは嬉しいかぎりで大歓迎。

 初日は関まで行く予定が岐阜でとまってしまったが、走行距離は141km。特に疲れはないが、明日に備えて早々にベッドに入り、旅の初日は終わった。


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