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熱い想いを語るトーク・トーク 7

住民・地域を大切にする府政を

加茂町  松石 弘 


私は、隣の奈良市で生まれ育ちましたが、今は加茂町の浄瑠璃寺のそばの山里に住んでいます。
 私が奈良から加茂に移り住んだのには2つの理由があります。
 
一つは、
25年前から奈良公園一帯以外、奈良には緑と自然がなくなってきました。生まれ育った町中から10分ばかりも走っていったら畑や池があり、小さいながらも小川で魚釣りができたというところも、ビルがどんどん建って来て、「奈良には自然はなくなった」と思いました。幸い、奈良の近くの加茂町には自然がいっぱい残っていましたので、空家になった農家の一軒家をかりうけて住んだのが25年前でした。
 もう一つの理由は加茂町は京都府であったことです。25年前の京都府政は、「憲法をくらしにいかそう」。高校入学において「15の春は泣かせない」など、地方自治の灯台として蜷川さんが知事としてがんばっておられた地域だったからです。
 ところが、私が加茂町に移って間もなく蜷川さんが知事をやめ、自民党の府政になってからどんどん悪くなってくる。何かしなければと考えるようになりました。
 私は、奈良市内で教員をしていました。ほとんど政治とかかわいあいがなかったのですが、6年前に退職をしてから自分の住んでいる足元から政治をかえなくてはダメと思い、いろいろと取り組んでいるところです。

現在、加茂町を含めた相楽郡で持ち上がっている問題のひとつに町村合併があります。現在、国がすすめている市町村の合併というものは、住民の中から必要性にともなって生まれてきた施策ではなく、単に政治の効率性だけを主眼にして、合併で国のゆきづまりを打開しようという身勝手な方針にすぎないと思います。行政サイドからの合併に関するアンケートや講演会が開かれていますが、合併しないと国からの補助金を減らすぞ、合併をすればこんな利点があるのだ、というアメとムチの政策で強引に進められています。
 昨年、加茂町では町政施行50周年の記念行事がいくつも行われました。50年前に駅前の町を中心にして、現在私が住んでいる山里の村などをあわせて加茂町が成立し、その50周年を祝う行事でありました。そしてこれからの町づくりのため、第三次総合計画もつくられたばかりです。
 しかし、国がすすめている現在の市町村合併は、それぞれの風土にあった町づくりを進めているそれぞれの地方の意思におかまいなく、結局は大規模開発やムダな公共事業を進めやすくするための施策にすぎません。そこには、住民の命とくらしを守るという考えは全くありません。大きいことは決していいことではありません。

京都府内でも、北部と南部がその目標にされています。当初合併にはそれほど前向きだと思われなかった今の知事は、所詮自治省の天下りの知事です。国の施策に逆らうことなどできようはずがありません。こんな知事は変わらなければ地方自治もありません。長野県や高知県の知事さんの例を出すまでもなく、もともとそんなに革新的な考えのない人でも、住民の立場を考えれば、ムダなダムや開発をやめて住民の命とくらしを守る政治ができるのだと思います。府民が主人公の府政を実現しましょう。(1月13日)


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