やましろロゴ

熱い想いを語るトーク・トーク 3 

京都府登録無形文化財のしょうらい踊り

しょうらい踊り保存会会長 大西徳男

 山城町のしょうらい踊りは、京都府登録無形民俗文化財に指定されています。
山城町の広報が写真入りで紹介。
右が筆者(広報やましろ2001年4 月NO445より)

 毎年、お盆の時期に新棚(1年以内に亡くなった人を祀る)の家を白装束の一団が供養のために訪れて、大太鼓・鉦・カンコの鳴り物と音頭とり・ガワの囃(はや)してによるヨイトコセーの掛け声に合わせて踊るものです。その歴史は古く、中世の室町時代から戦国時代にかけて大和で流行した「念仏踊り」がその源流とされ、やがて、時の流行歌謡を取り込んで「風流踊」へと変化していったようです。山城町でもほぼ町内全域で踊られていましたが、大正から昭和の初期にかけてほとんど行われなくなり1953年(昭和28年)の南山城水害を境に見ることができなくなりました。
 その中で、上狛のしょうらい踊りは、有志が保存会をつくって何とか継承を図ってきました。1992年(平成4年)には、この保存会のメンバーに町役場の職員や、地元の区長等が加わって新たな保存会を結成、京都府の登録無形民俗文化財にも指定され、全国的民俗芸能大会や京都府、山城町主催の文化行事などにも出演し、1996年(平成8年)からは、毎年8月14日に地元公演を行っています。今年の2月には京都市岡崎の京都会館で開かれた「京の郷土芸能まつり」に出演、観衆から大きな拍手をいただきました。また8月14日には、夜7時30分頃から大太鼓を打ち鳴らしながら、大きな掛け声とともに、上狛地区をまわり、なでしこ児童館前でしょうらい踊りが行われました。今年は4人の地元中学生、7人の小学生も参加、勢いのあるものとなりました。
 しょうらい踊りは、数百もの踊りの形態があるようですが、現在受け継がれているのは、「いれは」「極楽踊り」「六字踊り」「花の大順役屋大踊り」「なもで」の五つです。
 私は、1997年から町会議員になりましたが、それまでの町職員の時から、みなさんとともに、この保存会のとりくみをすすめてきました。踊りの中心となる若者は仕事や受験勉強で忙しく、後継者の育成には苦労がありますが、先祖を敬うとともに地域のコミニティの振興に繋がるこのような伝統芸能をいつまでも継承してゆきたいと思います。




 


▼トーク・トークTOPへ