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【30人学級実現を求めるアピール】
深刻化する教育危機を打開するため
京都でも独自に30人学級を実現することを求めます

            2002年3月        
               呼びかけ人(順不同)
                   佐伯 快勝(浄瑠璃寺住職)
                   中谷 和 (元奈良教育大教授)
                   田中 恒子(大阪教育大教授)
                   比嘉 昇 (NPO法人夢街道・国際交流子ども館理事長、元中学校長)
                   旭 正英 (元小学校長)
                   湯浅 晃 (元京都総評議長)

                               連絡先:相楽郡山城町上狛東作り道44  相楽教育会館内
                                      「相楽の子どもと教育を考える会」事務局п@86-5047
                                                  
 子ども達の教育条件を少しでもよくしたいと願うすべてのみなさん。
 21世紀を担う子ども達に、いま私たちができることは何でしょうか。

 2000年度、不登校の小中学生は13万4000人を超しました。前年度を約4000人上回り、過去最高です。中学生は38人に1人の割合ですから、クラスに一人、不登校の生徒がいたことになります。
 また、小学校低学年でも「授業が始まっても座って用意できない。教室から勝手に出て行って戻ってこない。すぐパニックになる。失敗や間違いを極度に恐れる。」など、大きな変化がおきてきているといわれます。低学年でこそ、先生や仲間への信頼感、そして発達することへの期待感が大切です。
 子ども達の育ちは大変なことになっているのではないでしょうか。
 学力に関わる問題では、様々な分野から「子ども達の学力低下」を危惧する声が上がっています。いま家庭学習をしない子どもたちが増えています。大半の子どもが小学校の高学年頃から学ばなくなっています。国際比較テストでも「点数は取れても、勉強は嫌い」という日本の子どもの姿が浮かび上がってきています。
 しかし、いろいろなアンケートによれば「ゆっくりわかるまで勉強したい」「勉強が楽しい学校がほしい」「もっと私の話を聞いてほしい、もっとじっくり教えてほしい」と、子ども達の願いは痛々しいばかりです。

 一方、子どもの急激な変化と次々と変わる教育政策、過密な教育課程によって、教師の多忙とストレスは深刻なものとなり、先進諸国にはまれな40人学級の負担が重なって十分教育力が発揮されず、子ども達の心を読み取ることさえ困難になっていると指摘されています。
 今、30人学級を求める声は、全国に満ち溢れています。そんな声におされて、ついに昨年4月、国は学級基準の県独自での「弾力化」を打ち出しました。全国各地で30人学級や少人数学級が実現し始めています。この間30人学級実現を表明した知事は、「子ども達の人生は二度ない。公共事業と子どもとどちらを選択するかと問われれば、教育を先行させる。」と述べています。今までに30人学級実施を打ち出した県は14県に上り、全国の3分の1に及んでいます。もう全国の大きな流れとなっています。
 しかし、京都府は、私たちの切実な願いに背を向け、いまだに学級規模を40人から縮小することを拒否し、国に働きかけようともしていません。

 みなさん、
 子育てと教育の危機は社会的危機でもあります。この荒波の中を生きている子ども達の現実を、私たちはこれ以上座視するわけにはいかないと考えます。「ゆっくり、楽しく勉強したい」という子ども達の叫びに応えるためにも、今こそ大きな立場で共同し、できる限りの努力をするときではないでしょうか。

 私たちは、全国で始まった30人学級実施という新しい流れを、この京都でも実現してほしいと切望します。そして、今学ぶ子ども達が在学している間に、少しでも教育条件をよくし、子ども達を激励したいと思います。
 明日への希望を子どもたちに手渡すために、広く皆さんからの賛同をいただきたく心から呼びかけるものです。


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